本日の学習コンテンツ

1. にとって
2. わりに
3. くせに

にとって

①　わたしには、この問題もんだいは難むずかしい。

②　わたしにとってこの問題もんだいは難むずかしい。

☆「あなたは違ちがうかもしれないが」という意味がある

【意味】　～の立場たちばから考かんがえると

【かたち】

名詞＋にとって

（たとえば）　あなたにとって

「Aにとって」の後うしろの文は話者わしゃが考える判断はんだんがきます

（たとえば）あなたにとって簡単かんたんだ

※　話者わしゃは簡単かんたんと判断はんだんする、思おもっている。

【れいぶん】

・母ははにとって子どもがいちばん大切たいせつだ。

・日本人にとって中国語の発音はつおんは難むずかしい 。

・会社かいしゃにとって人が辞やめるのは問題もんだいだ 。

・多おおくの動物どうぶつにとって自然しぜんが必要ひつようです。

 ☆「人や会社・動物+にとって」が多い

わりに

①　60歳さいなのに若わかく見みえる。

②　60歳わりのわりに若わかく見える。

【意味】なのに・のに / 思おもったよりも

☆後ろの文には「予想よそうと違ちがう結果けっか」がくる

【かたち】

名詞+の+わりに

（たとえば）　病気びょうきのわりに

動詞どうしの普通形ふつうけい+わりに

（たとえば）　食べるわりに　・　勉強したわりに

形容詞の普通形+わりに

（たとえば）　安やすいわりに・大切たいせつなわりに

【れいぶん】

・父は病気びょうきのわりに元気げんきだ。

・彼はよく食たべるわりにやせている。

・勉強べんきょうしたわりに点数てんすうが低ひくかった。

・このラーメンは安やすいわりにおいしい。

・この仕事しごとは大変たいへんなわりに給料きゅうりょうが安やすい。

☆　後うしろの文ぶんは形容詞けいようしが多おおい 

くせに

①　彼は日本人なのに漢字が書けない。

②　彼は日本人のくせに漢字が書けない。

【意味】なのに・のに　/　不満ふまんや悪口わるぐちに使つかう

☆人への不満ふまんや悪口わるぐちに使うことが多い。

【かたち】

名詞＋の＋くせに

（たとえば）お金持かねもちちのくせに

動詞どうしの普通形ふつうけい＋くせに

（たとえば）言うくせに・しないくせに

形容詞けいようしの普通形ふつうけい＋くせに

（たとえば）悪わるいくせに・好すきなくせに

【れいぶん】

・彼はお金持かねもちのくせにケチだ。

・彼女は何もしないくせに文句もんくは必ず言う 。

・彼は頭あたまが悪わるいくせに人気にんきがある。

・彼女が好すきなくせになんで言わないの？

主語しゅごは人ひとです。が「わたし」は主語しゅごにならない。人ひとへの悪口わるぐちや不満ふまんに使つかう

【N3の漢字と言葉】

①犬が子犬こいぬを産うんだ。

②誕生日たんじょうびにご馳走ちそうを作ってもらった。

③新しい先生はとてもハンサムでかっこいいです。

④娘むすめは構かまってほしいと近ちかくに来る
。

⑤迷子まいごの子どもは泣なくのを我慢がまんしていた。

⑥今日の歯科しかの予約よやくを忘わすれていた。

⑦パクさんがヤンさんに告白こくはくをした。

⑧弟は若年じゃくねんで病死びょうしした。

⑨彼女はかしこくて冗談じょうだんもおもしろい

⑩妻つまはぐっすりねむっている。