本日の学習コンテンツ
- 使役
- 使役+ください
- 使役受身
使役 Aさせる
【意味】 動作を指示する・命令すること
① 弟が荷物を運ぶ。
② わたしは弟に荷物を運ばせる。
「わたしは弟に荷物を運ばせる」は
私が弟に「荷物を運ぶ」という動作を
指示、命令している という意味
☆ 受身の「運ばれる」と間違えないこと!
【かたち】
Ⅰグループない形 + ーせる
例) 読む → 読まない → 読ま+せる → 読ませる
Ⅱグループない形 + ーせる
例) 食べる → 食べ+させる →食べさせる
Ⅲグループ
する → させる
来る → 来させる
例)運動する → 運動させる
【例文】
・子どもに野菜を食べさせる。
・留学生に日本語の教科書を読ませる。
・新入社員に今年の目標を書かせた。
・彼女が来るのでお母さんに部屋の掃除をさせる。
使役+ください・ほしい・もらう
【意味】やりたいことをお願いする・許可をもらう
① わたしに書類を書かせてください。
② わたしに書類をかかせてほしい。(インフォーマル)
③ この会社で働かせてもらう。(許可をもらう)
【かたち】 使役動詞のて形 + ほしい・ください・もらう
(たとえば)
手伝わせる→手伝わせてください。
食べさせる→食べさせてほしい。
勉強させる→勉強させてほしい。
使役動詞はすべてⅡグループ動詞だよ。
【例文】
・この仕事は私にやらせてください。(私はやりたいので命令・支持してください)
・この仕事は私にやらせてほしい。(「ほしい」は「ください」よりインフォーマル。意味は同じ)
・今日は体調が悪かったので早く帰らせてもらった。(早く帰る許可をもらった)
☆上司に「お願い」や「許可をもらう」ときに使います。
使役受身
【意味】 やりたくない指示や命令を受ける
① 父はわたしに掃除をさせました。(使役の文)
② わたしは父に掃除をさせられました。(使役受身の文)
イヤだけど父の命令・指示を受けて掃除をした。
【かたち】
Ⅰグループ
ない形+される
(たとえば) 働く→働かされる
【注意】「す」で終わる動詞
使役動詞のない形+られる
(たとえば)話す→話させる→話させられる
Ⅱグループ
使役動詞のない形+られる
(たとえば)
食べさせる→食べさせられる
練習させる→練習させられる
受身への変化の方法は受身①と同じ!
【例文】
・母親に野菜を食べさせられる。
・子どもに部屋を掃除させられた。
・先生に何回も教科書を読まされた。
・部長に今年の目標を書かされた。
「野菜を食べる」「掃除をする」「教科書を読む」「目標を書く」
すべてやりたくないこと。
やりたくないことを指示・命令されたという意味だよ。
【N3の漢字と言葉】
①漢字は初級の漢字でも難しい。
②アルバイトを募集する。
③明らかな間違いに気づかなかった。
④皆の感想を聞く。
⑤誤解してごめんなさい。
⑥申し込むのをうっかり忘れてしまった。
⑦納得するまできちんと話してください。
⑧カラスは本当に賢い。
⑨本当かどうか確かめてください。
⑩新しい仕事が決まった。